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小池昌代「背・背中・背後」


さて、三回目ですね。
詩人の小池昌代さんの「背・背中・背後」です。

実はこの文章、高校時代に模試か何かで見かけたことがあったのですが、
その時には問題として解くのに必死でした。
ですが、今回は小池さんの柔らかい文章に対してこっちも肩の力を抜いて柔らかく戯れてみたいと思います。
(第一回、第二回目まではこちらの肩に力が入りすぎていたという反省もありますし)


小見出しは

■詩人は本当に子供のまま?
■「遊び」と「不安」とどっちが先?
■だ・る・ま・さ・ん・が・こ・ろ・ん・だの予測可能性

となります。
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【“小池昌代「背・背中・背後」”の続きを読む】

岡真理「棗椰子の木陰の文学」


さて、二回目となる今回は、
岡真理さんの「棗椰子の木陰の文学」です。

前回は、一回読み通してから、しかも行きつ戻りつ線を引く形になったので、
ライブ感が失われたかなあということと、
やはり長かったかなあというのが反省点です。

なので、今回も一回読み通した後ではありますが、
一回線を引き始めたら後戻りはせずに文章の最後までいったので、
前回よりは未整理な部分もあるぶん、臨場感が出ているのではと思います。
また、一個目の節で結論部を見ることで若干短めになったかと思います。

小見出しは

■「距離」について:中の人と外の人
■列挙という罠について
■「痛み」について
■再度「距離」と「生」と「当事者」であることについて

となります。

【“岡真理「棗椰子の木陰の文学」”の続きを読む】

大澤真幸「巫女の視点」


さて、栄えある第一回目は、大澤真幸さんの「巫女の視点」という文章です。

小見出しをふっておくと、

■真実はいつも隠されている?
■「言語」と「身体」に分ける見方のひび割れ1 民間伝承
■「言語」と「身体」に分ける見方のひび割れ2 労働価値「説」
■巫女は結局何をしたのか?

となります。

【“大澤真幸「巫女の視点」”の続きを読む】

このサイトについて


■このサイトについて
■書き手について
■『ちくま評論選』をテキストに選んだ理由
■なんらかの形で影響を受けている読書に関する本
■より個人的な動機

ちくま評論選―高校生のための現代思想エッセンス
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このサイトについて



このサイトでは、
『ちくま評論選―高校生のための現代思想エッセンス』をの中の評論を一つずつ取り上げ、
「線を引き、書き込み、つっこみながら読む」という読み方を共有可能な形で実践していきます。

「つっこみ」という言葉が少し曖昧かもしれません。
ひっかかりや自分なりの疑問を見つける、ということで捉えてください。
でも、僕自身の実感としては本当につっこみです。
本に「マジで?」とか「おいおい」とか書き込みつつ、
部屋なんかだと声も出ていたりします(たまに部屋以外でも・・・)。

というように、
ネタを明かせば、ブログの書き手である大学生の僕が、日々やっている読書を(日頃よりはちょっとお行儀よく)再現していくだけです。
ただ、その過程をどうやったら、サイトを訪れた人にもできるだけ共有してもらえるだろうという工夫は随所に凝らしていこうと思います。

(*「受験現代文」という言葉が入っているので、新手の現代文の解法かと思われる方もいるかもしれませんが、
受験現代文、つまり入試問題を解くように読むことは、
受験現代文「から」となっている通り、あくまで出発点として置かれているだけです。

もちろん、「結果的に」入試問題で高い点が取れるようになることはあるでしょうが、
書き手の意図や、文章中の重要な点、要約、といったことはあくまで副次的なこととしてここでは取り扱っていきます。

それよりも、
10ページ以下の短い評論を読む中で、どれだけ「自分にとってのひっかかり」を作れるか、
そういう、入試の後もずっと続いていく、日々の読書についてのサイトだと考えてください。)


書き手について



東京大学教養学部超域文化科学科文化人類学分科の3年生です。
やたら長い学科名ですが、東京大学の駒場キャンパスで文化人類学を専攻しているという以上のことは示していません。

文化人類学というのは紹介しにくい専攻なのですが
文系の学問で、「フィールドワーク」といってはいろんなところに潜入しています。
(なんて答えだと学科の先生は怒るんだろうなあ・・・)

John's Notes ~センザンコウを求めて~ β版
というブログもやっていますが、
記事の数が700を超えて、自分でも全て読み通したくはないなあと思っています(苦笑)
むやみに長文ですしね。

「自分がひっかかた箇所」を示していく以上、
書き手が引っ込みっぱなしというわけにはいかないのですが、
Notesという名の書きなぐりブログとは違って、できるだけ自分を前に出さずに、
最後には書き手は背後に消えて「読む快感」だけが残ればと考えています。
そいう意味ではある種、プロの仕事を目指しています。


『ちくま評論選』をテキストに選んだ理由



「適度な長さ」ということに尽きます。

まず、最初に構想を練り始めたときには、
新書や文庫中心に取り上げていこうかとも考えたのですが、
それだと結局は「紹介」になってしまうんですね。

そしてその場合・・・

ちょっと書くのが恥ずかしいですが、
僕はこの要約という作業が大変苦手なのです。
僕のいる学部はゼミ形式の授業が中心で、
学生の一人が課題の本を読んできて、レジュメを切って(この「切って」っていまだにかっこいいと思っちゃいます)、
みんなの前で紹介するということがあるのですが、
いまだに「成功」と思える発表ができたことがないんです。

というのも、勘のいい人ならおわかりでしょうが、
僕はとかく「自分のひっかかり」が前面に押し出されてしまい、
「こことこことここが面白かったんですよーーー」となりがちで、
他人からすれば「で?」という紹介に陥ることが多々あります。

なので、このサイトでまでその愚は犯したくないと。

ですが、そうは言いつつも「読み」には自信を持っているんです。
テキストをおいしく面白く調理する腕はあります。
しかし、いかんせん紹介、だと、元の素材がないわけで、
なんというか「エアギター」ならぬ「エア料理」になってしまうわけです。

というわけで、「素材をどうにか共有できないか??」、
そう考えて、
できるだけ短い文章が詰まっていて、どこでも売ってて手に入りやすく安い本、という方向までは決定しました。

もちろん、ここで誰か特定の書き手の短い評論集を取り上げるという選択肢もありましたが、
それだと、回が進むうちに「特定の文脈」ができてきてしまって、
どの一皿をとっても美味しい、という風にはならないんじゃないかと考えたわけです。
連ドラではなく、基本的には一話完結を目指そうと。

それに、素材が多岐にわたる方が、「腕の見せ所」も多いのではないかなんて・・・
(いや、実際には「教養学部」なんて言いつつ守備範囲は広くないので素材の多様さに四苦八苦するのは目に見えてますが)

ちょっと脱線しましたが、
「できるだけ短い文章が詰まって、どこでも売ってて手に入りやすく安い本」
という基準で考えたときに、現代文の参考書というものがぴったりのように思えました。
そして善は急げと、書店で(大学3年生にもなって)国語の参考書の棚をうろうろしたのですが、
今度は短すぎて困ってしまったんですね。

「自分なりのひっかかり」は、やっぱりある程度読んでいくうちに、
「あれ、この人の言ってるこことあそこが矛盾してない?」という形でやってくることが圧倒的に多いため、
それなりの長さは必要なわけです。

唯一
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はかなりよかったのですが(ちくま評論選が終わったら今度はこちらから取り上げようと思います)、
そういえば、生協の書籍部でちくまから出た「高校生のための評論(うろ覚え)」みたいな本が平積みだったなあと思いだし目を通してみたところ、
長文読解コーチよりもさらに長い文章が多いので『ちくま評論選』をまず取り上げることにしました。

そして、厚かましいお願いかもしれませんが、
さきほども言ったように、「紹介」にする気はありませんし、
かといっていくらなんでも「エア料理」では舌鼓は打たせられないので、
是非自分でも手に取って読んでみて下さい。
そのために熟慮してこの『ちくま評論選』を選びました。

税込みで1050円です。

もちろん、短い文章しかないので、
毎日本屋に寄って立ち読みで済ませてからこのサイトを覗くというのもありです。

僕は、本屋でならいくらでも時間がつぶせるし、実際ほぼ毎日本屋はのぞく人間なので、
本屋を訪れる習慣のきっかけになるんだったら、立ち読みの方を推奨したいくらいです。

が、立ち読みだと料理までは味わえても、
その先の「自分で料理する」楽しみ、
自分で線を引いて、書きこんで、つっこみを入れていく楽しみだけは身銭を切らないと手に入りません。

単なる料理法の実演や「おいしかったー」ではなく、
自分で包丁を持ってもらえるところまで(いや、実際はペンですよ)ゆければと思っています。


なんらかの形で影響を受けている読書に関する本



ここまでが思いのほか長くなってしまったので短くいきます。
このサイトを始めるにあたって、昔読んだ本達ですがざっと読み返してみました。
全てに共通しますが、目次がすごくしっかりしてますね。
最初に目次をしっかり読むと、短時間でかなり頭に入ってくる、そんないい目次ばかりでした。
(この辺は見習わねば)

基本的に出会った順です。

三色ボールペンで読む日本語 (角川文庫)
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starようやく今頃買った!
star本の読み方、使い方の達人。
star早速、この本を参考に・・・!

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参考にした点:
■三色ボールペンを使う
■本に書き込みをしてもよい
■本は「身銭を切って買うもの」である

参考にはしなかった点:
■赤・青・緑のつかいわけ

当時は僕は高校生で、今考えれば不思議ですが、
プリントには書き込んでも本には書き込めてなかったんですね。
それが実際に書き込みだらけの写真を見て(文庫版の巻頭にありますので是非見て下さい)、
ああ、本にだって書きこんでいいんだと。
(「斎藤孝が言うんだから」と思ったんだろうな。妙に権威主義的・・・)

そして、三色ボールペンも使い始めたんですが、
授業のノート取りに使っていたせいか、
赤:客観的に文章中もっとも大切、青:客観的に大切、緑:主観的に大切、
という使い分けは結局身に付きませんでした。

そして、何度も書いている「自分の引っ掛かり」という言葉にあるように、
僕の引く線は全て「緑」です。
もちろん、斎藤孝の言うところの「赤」と重なるところも多いですが、
全て自分をくぐっています。

じゃあ、なんで三色使うかというと、全て「赤」とかだとメリハリが効かないからというだけです。
なので、特にルールもなく、普段は「赤」を使って(もちろん、緑=自分のひっかかりとして)、
赤だらけになりそうなら適当に色を変えるという感じです。

ただ、斎藤孝自身「研究的な読み方」という節で、
「緑ばかり」の読書にも触れていて、
僕は勝手にこれこそ「大学生の読書」なんだと納得してます。
(それこそ主観的な解釈の極致かもしれませんが)

「赤」が引ければ、要約もできるようになるのかもしれないけれど、
それよりも、「緑」の面白さをなんとか伝えたいなあと、そう考えている次第です。

他に、
三色ボールペン情報活用術 (角川oneテーマ21 (B-43))
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starこちらの方がお勧め。
star言っていることは簡単。技にするには時間がかかる。
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もあって、これは、重要なところが太字になっていて目に飛び込んでくるので、気持ちいいぐらいに速く読めます。

あと、
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も、「線を引く勇気」をつけるには寄与するところ大です。

本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP新書)
本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP新書)平野 啓一郎


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star充実感!!
star純粋に文学を楽しむための一冊
star内容はごもっともなんだけど・・・。
star結局、好きに読もうということ
star意外と?面白かった

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お次はこれ。

確認した点:
■本を読むのは遅くてもよい

読んだのが大学に入ってだいぶ経ってからだったので、
すでに自分の読み方はできていて、参考というよりは確認。

先ほどは角川の斎藤孝の本が速く読めて快感と書きましたが、
僕は基本的に読むのがすごく遅くて、
(というのもペンをもたずに読むことはほとんどないからですが)、
そこに少しコンプレックスもあったのですが、それでもいいんだなと。

あと、理論編というような前半部より、
小説の実際の読解の方が面白いです。

大学生の論文執筆法 (ちくま新書)
大学生の論文執筆法 (ちくま新書)石原 千秋


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star石原先生に感謝!
star説教くさいが正論
star知的大学生を目指す。
star論文執筆と研究のための方法論
star先生の苦労が偲ばれます

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これまた大学に入ってから読んだのですが。

前半はその口の悪さが、自信過剰気味の文系学生にはいい薬です。
ええ、もちろん、自分にも効きましたとも。
テンポよく読めます。

また、後半に眺めの評論が載っているので、
これまたいつか取り上げてもいいかなあとは思っています。


より個人的な動機



「書き手について」で、3年生と書きましたが、
これを書いている現在11月で、周りの多くが就活を始めています。
僕自身は院に行こうと思っているのですが、
友人が将来を固めだしていることにはやっぱり影響されます。

そこで、二つの理由からこのサイトという試みをやってみることにしました。

■自分にどれほどの価値があるかを探る
■本気でやってみる

二つですが、密接に絡み合っていますし、一つかもしれません。

価値というのは、具体的には、このサイトをやってどれだけ需要があるかということです。

周りの就活への焦りに触発される形で、
自分について、他の人に対して比較優位にあることは何かと考えると、
「知識」はやはり心もとなくて、「読むこと」なんではないかというのが僕の中にありました。
しかし、その「読むこと」にしたって「紹介」という要領よい形を取れるところまでは至っていません。

にもかかわらず、
素材をできるだけ容易に共有してもらえる形を取るとはいえ、
ありていに言えば「自分にとって面白い」を書くだけで、
直接に僕が面識がない人にどれだけ需要があるのか。

その、自分が一番得意とする分野について、自分にいかほどの価値があるか、
一切手抜きをせずに、本気を出してやってみようと、
そしてそれが生活につながる見込みについて考えてみよう、
そのような「自分のひっかかり」も個人的な動機としては存在します。

しかし、最初の方にも書きましたが、
書いている僕自身、ましてやそんな僕の個人的な動機なんてものは背景に退いて、
「ひっかりながら読む快感」だけが残る、そして実際にペンと本を手に取ってしまう、
そんなサイトになればと考えています。


最初は「なんでこのサイトを作ったか」も書くつもりでしたが、
そんなことをするまでもなく、各所に散りばめるという形で存分に書いてしまいました。

それでは、サイトの説明を最後まで読んでいただきありがとうございます。

さっそく、実際の読みの実践の方に向かいましょう。

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